ほし

   
ほし
hoshi

   

2012年11月21日[水] - 12月22日[土] 11:00 - 19:00
オープニングレセプション:11月21日[水] 18:00 - 20:00
日・月・祝休廊

   
Mizuma Art Gallery - ICHIGAYA TAMACHI
〒162-0843
東京都新宿区市谷田町3-13 神楽ビル2F
tel: 03-3268-2500
fax: 03-3268-8844

   
「したぎえにきえる波」
ミヅマアートギャラリーでは、11月21日(水)より山口藍展「ほし」を開催いたします。

今年は、香港の10 Chancerylane galleryでの個展、シドニーのニューサウスウェールズ州立美術館でのグループ展への参加、そして、スパイラルガーデンでのPIP&POPとの2人展と、それぞれの展覧会において新作を発表し、精力的に活動を行ってきた山口藍。その一年の結実とも言える本展では、山口独自の支持体である“ふとんキャンバス”の上に、自らが追い求めてきた理想の美をそなえた少女たちを描くという原点に今一度立ち返り、ストレートでありながらも、より深化した作品群を展示いたします。

かきくらし 降る白雪の 下ぎえに 消えて物思ふ ころにもあるかな
という古今和歌集の和歌の一部がタイトルに付けられた4点の連作では、春画をデフォルメし、山口独自の解釈で画面を構成しています。円形のふとんキャンバスには、着物の柄をもとにした文様がキルティングのように織り込まれており、あらたな支持体の制作への挑戦が見られます。

今年、山口藍が作家として制作を始めてからひとまわり、12年が経ちました。それは彼女が一心に自分の分身とも言える少女たちを描いてきた年月そのものです。12年という年月は、“うつくしいものを描きたい”という子どもの頃からのささやかな願いを、作家としての強靭な意思へと変化させ、彼女の作品に大きな意味をもたらしてきました。

今回名付けられた「ほし」というタイトルには、自分が生み出す作品が誰かの、もしくは何かの通過点において光っていてほしいという作家の願いが込められています。
昔から「ほし」は旅人の道しるべとなり、また夢を託すものであったように、山口が放つ作品もまた、先を照らす光のように作家や私たちを新しい視界へと導いてくれることでしょう。

山口藍の作家活動において節目となる本展をぜひご高覧ください。
(プレスリリースより)

■お知らせ
今回制作された作品や、展示に関する解説書を作りました。全6枚。これまであまり発表されることのなかったドローイング(作品下絵)をメインに、作品・制作への思いや裏話などを手書き文字も織り交ぜて構成されています。描くきっかけや、タイトルに込められた意味など、作品理解の一助に。販売もしていますが、拡大画像(各番号をクリックしてください)にて内容を全て公開しています。こちらから→